Neetel Inside 文芸新都
表紙

-5℃
10月3日

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全ては 細胞と文章と

記号で作られて

憂鬱な話は 

作り話だった はずなのに

心の底から 奥に沈んでしまった

床はなく 椅子が沈む 深海に


恨みはなくて 怒りもなくて

ただ日々が虚しくて

「人を信じられない

 お前は醜い」と

俺を信じていない奴が言う


コンプレックスを羽根にして

負け犬は 飛んだ

見返して 見下す為に


コンプレックスを御守りにして

負け犬は 死んだ

死ぬことが唯一の 復讐だよ


どちら選んで 足掻いても 争いだ

生活は 虚しいね 

生き延びる 卑怯

     

結果だけ 追い求めて

忘れてしまった こころ


意味がない 無意味だと言って

本当に 切り捨ててしまったのは

人からの 愛情


いつだって後悔

後悔してる素振りなら

何もしなくて済むもんな

死にたいな


漠然と 破滅を描いて

そんな風景に 憧れた


失ったものばかり数えて

生温い縛りを数年間

本当の地獄は 今日から


いつだって後悔

後悔してる素振りなら

何もしなくて済むもんな

死にたいな


お前は悪党なんだよ

救いのない悪党なんだよ

誰もお前なんて求めてない

告げられて 時が止まった

「死んでくれ」


自覚のない悪なんだよ

もう人間じゃないんだよ

誰もお前なんて理解できない

「死んでくれ なあ」

楽な方法は

「甘えるな」

     

終着駅に着く前に

電車を降りたら

迷い子になるのは

わかりきったこと


優しさを知る前に

命を絶ったなら

優しさを知れないのは

わかりきったこと


秋なのに 雪がふる

冬なのに 日傘持つ


辿り着く前に

諦めてしまったら

辿り着けないのは

当たり前


今日は怖いもの

珍しく ないんだ

電車に揺られている

景色は綺麗

     

手を離したら

逃げてしまうけど

繋いでいる限りは

繋がっている


それは夢物語でもなく

露悪的な現実でもなく

ただ繋いでいる

繋がっている


その虚空だけが

そこにある

空っぽなのは

空っぽがあるんだ

手はまだ 繋がっている

     

あの空まで連れてって

飛んで連れていって

敵のいない世界に

怖い人だらけ

Purple cloud 蜘蛛


海を渡らせて

雨宿りはさせてくれないね

敵ばかりの世界

怖い人だらけ

Purple cloud 蜘蛛


ベトナムで

地雷を踏んだ

片足のない女の子

泣いている


未来がないね

明日も来ないね

敵ばかりの世界

怖い人だらけ

Purple cloud 蜘蛛

     

裏切られた人しか

理解できない

根本にある人間恐怖

また失うかも知れない

卑屈に怯えて 逃げる

     

期待なんてなくて

カウンセリング受けて

ずっと無表情なら

事故くらいしてもいい


未来なんてないよ

本当だよ

明日には何もないよ

本当だよ


「死んだ方がいい」なんて

真顔で言われて

ゴミ部屋もどうでもよくて

寝たきりのまま


叫ぶこともなくて

叫べないまま

終わっていくぐらいなら

恥かく前の方がいい


未来なんてないよ

本当だよ

明日には何もないよ

本当だよ


人の心の奥底に

叫びにならない絶叫がある

それをどうすると聞かれたら

もう どうでもいい


理由なんて自分でも分からなくて

説明をしないのは

理解されないからで

誰とも意思疎通できないなら

衰弱くらい許される


未来なんてないよ

本当だよ

明日には何もないよ

本当だよ

     

苦し紛れに掴んだ

愛情は偽物で

お互い暇を潰して

馴れ合っているだけだった


虚無感だけが残って

無意味に金を使った

本当は最初から

終わっていく事への

未練しかなかった


当たり前に

崩壊していく中で

二人で 笑って

「壊れちゃったね

 でも別がいるから」


あなたはかけがえのない存在

誰か歌っていた

お前の代わりは腐るほどいる

世間が無言で歌ってた


誰もいない世界で

生物なんているんでしょうか

感情がない様にしか見えません

透き通るような孤独


当たり前に

崩壊していく中で

二人で 笑って

「代わりはいるからね

 私達の代わりはいるからね」

     

報われないんだ

何をしても

どう足掻いても

報われないんだ

そう出来てるんだ


そこから逃げる為に 

皆 縮こまって

嘘が上手くなって

怯えて 夢に逃げている

     

救急車 響いて

最低 不良品

逃走 逃亡

懺悔を 懺悔


ガンジー 感謝

人生落ちているのに

人生飛んでいるみたいに

言われるのが 苦痛


信用できない言葉は

たくさん教えてもらったから

もういいよ その言葉


看護師 舌打ち

点滴 動脈 静脈

病院 逃走

思えば あの時 

俺は 壊れた


キリスト 破滅

人生壊す為に来たのに

人生平和にするみたいに

言われるのが 苦痛


嘘ばかりついたよ

嘘ばかりの君と

仲良くなる為に


大切に思ってる

そんな嘘をついたよ

嘘ばかりの君と

一緒に居たかったから


保護室 東の病棟

ホルマリン漬けの世界

思えば あの時 

俺は 壊れた

     

怯えた自分を

無理矢理追い詰めて

疲れ切った自分を

無理矢理引きずって


ギロチンの処刑台に

自分を自分で引っ張って

連れて向かっていく


その時の悲鳴 慟哭 懺悔を

形にして 生き残ってやる

そんな野望を秘めていても

今日もギロチンは冷徹で


どんな無様に許しを乞いても

素寒貧にやる慈悲はなく

その時の絶叫 絶望 絶命を

形にして 生き残ってやる

     

息詰まり

苦しくて

愚痴を歌い

成功した歌手が

「ありがとう」

居場所を見つけて


こんどは戯言を

希望の戯言

ラブアンドピース

腐れ言葉


失くして 狼狽えて

道端で野垂れ

誰かの身代わりで

道端で野垂れろ


自分は特別なんて

思い上がりから

繋がる言葉が

生まれるものか


反抗の果ては

道端で野垂れろ

生まれた時から

意味なんて持ち合わせて

いなかったんだ


正義は成功には

絡んでいない

道端で野垂れろ

     

花火が終わる

何もなかった様に

静かに終わる

最初から何もなかった

そんな雰囲気


静かな夜道

まばらな人影

辛い言葉を

忘れる為に 終わる

花火が終わる

     

口約束の 脆弱性で

裏切られた 仕方ないね


無垢の信頼 罪なのか

教えてくれる 優しい人なんていないさ


詩人の生涯 障害抱えて

道端で死んだ 若かった


裏切られたばかりで

自分も裏切っているのに

いつも泣くのは 悪いことだな


くだらない言い訳で 人生終わらすなら

もう独りよがり 腐った魚みたいな目


くだらない呟きで 人生が苦痛とか

もう独りよがり その腐った目が嫌い


仏頂面しやがって 消えろ

それでも言い訳 生きていたいから

それでも嘘だから 生きることは嘘だらけ

     

希望か絶望

どちらかに酔わなければ

人は生きていけない

本当は 何もない

この世界には 何もない

     

ここまで読んでいただいてありがとうございます!
花火が終わるの更新が遅れてしまって申し訳ありません...近日中に更新します。

       

表紙

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Neetsha